投資初心者に贈るオススメ資産配分【株式VS債券】

みなさん、こんにちは。もとひろです。

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※お恥ずかしながら、しばらくブログをさぼっておりました。汗
また、ぼちぼち記事を書いていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします!
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 投資を始めたばかりの方は、資産配分をどうしようか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
いままで現預金以外の資産を持っていない方にとって身近な資産と言えば、
株式と債券といったところでしょうか。

大事な資産をどのような割合で運用するのかは、非常に重要です。
特に長期運用をメインとしている方は、必ずと言ってもよいほど直面する課題です。
自分の保有している株式の値上がりはうれしいものですが、
値下がり・暴落には耐えられないような苦痛もあるでしょう。

一方、債券は値動きは安定していますが、逆に言うと、物価上昇(インフレ)局面では評価額があまり変わらないデメリットもあります。
今回は、投資初心者の方対象に、株式と債券の資産配分比率の話から始めて、
株式と債券のメリット・デメリットを解説していきたいと思います。


1.株式と債券の比率をどうするのか?
2.債権をポートフォリオに入れておくことのメリット
3.債権をポートフォリオに入れておくことのデメリット
4.それでも債権をポートフォリオに入れておいた方が良いと考える理由

1.株式と債券の比率をどうするのか?

まず、結論から申し上げると、ご自身で株式と債券を割合を決めてください。
この比率は日々変動しますので、定期的にリバランスする必要があります。
私の場合は、いまのところ、株式:60%、債券:30%、ゴールド:10%で毎月積立投資を行い、
1年毎にリバランスすることとしています。なぜゴールドに投資しているかというと、
インフレ対策なのですが、今回の趣旨とは逸れるので割愛させて頂きます。
なお、資産比率は運用していく中でご自身が安心して運用できるように見直して頂いても構いません。

株式と債権の比率は、ご自身の好みや年齢で決めてもらえばと思いますが、
一般的によく言われているのは、自分の年代の数字の債権を保有することが良いと言われています。

20代であれば20%、30代であれば30%、40代であれば40%といったところでしょうか。
ちなみに、私は30代でして、上記のとおり30%を債券に投資していますので、
一般的な比率といったところでしょうか。

このように比率を決めることのメリットは次の項で説明致します。

2.債権をポートフォリオに入れておくことのメリット

債権の値動きは株式と比較して緩やかですから、
万が一、暴落が起きても債権の金額分はある程度資産を保全してくれます。
ここでいう保全というのは株式と比較しての話ですから、
債券も全く値下がりしないわけではないということを忘れないでください。
株式自体は30%マイナスになっても、債券が10%のマイナスであれば幾分か救いになるのではないかと思います。


例えば、世界的に有名な投資家レイ・ダリオ氏のオールウェザー型ポートフォリオは、
リーマンショックのような株式が30%以上暴落したときにでも資産全体が数%の値下がりで済むようなものです。
このポートフォリオは資産の半分以上が債券(米国国債等)が含まれており、
むしろ株式は資産の30%以下、残りがゴールドや商品で構成されています。
またレイ・ダリオ氏のポートフォリオについては別の記事で紹介させて頂きたいと思います。


暴落時は株式を買い増すチャンスと言われています。
この時には資産全体に占める債権の比率が高くなっていることでしょう。
ここで、あらかじめ決めた資産比率にリバランスすることを行います。
一時的に資産全体の金額は減ってしまうことになりますが、株式を安値で仕入れることができるので、
いずれ景気の回復、拡大局面で大きな利益を享受することができます。


また、株式は長期的に見れば右肩上がりの成長をすると考えられており、
時折、バブルのように資産が膨らむことがあります。
この時に資産全体に占める株式の割合が高くなっているはずです。
ここでは、暴落時とは逆に、あらかじめ決めていた資産比率に戻すために、株式を幾分か売却し、
債券を購入するのです。そうすれば、一部の株式を利益確定とすることができ、
より安全な債券で運用を継続することができます。


まだ上がるんじゃないか、上がるだろうからもうちょっと待とうなんて考えないで、
利益を最大化したい欲望は押さえて、冷静にリバランスしましょう。笑

3.債権をポートフォリオに入れておくことのデメリット


債権の値動きが株式に比べてマイルドである点はメリットもありますが、デメリットでもあります。
当然ながら、景気拡大局面やインフレ局面では、株式のパフォーマンスに見劣りする傾向があります。
もらえる利息が高配当株等と比較して多くはないので、それもあまりアテにできません。


また、これまでの歴史上、株式は、15~20年以上運用すれば、元本割れしないというデータもあります。
下の図は米国株のS&P500という指数を対象に、1年、5年、10年、15年間投資し続けた場合の1年あたりのリターンの最大値と最小値を表しています。

※出典:WealthNavi「長期投資のメリットの基礎知識」 


1988年~2016年の28年間には、
ドットコムバブル崩壊やリーマンショックのような暴落局面もあるにも関わらず、
どの15年間で運用を続けた場合でも元本割れがなかったということがお分かり頂けるかと思います。

4.それでも債権をポートフォリオに入れておいた方が良いと考える理由

株式が長期的に見れば元本割れする可能性が低いことは理解していても、
実際にいざ暴落する局面に直面した時に、精神的に耐えられるでしょうか?
これは経験しないとわからないのですが、日に日に資産が目減りしていくのを見て、
何かしなければならないのではと思ってしまいがちです。

私も投資を始めたばかりの頃は、暴落でもない調整局面ですら、
含み損を抱えているから株式を売却してしまった経験があります。
(ましてや暴落局面で冷静に対処できるのか、この記事を書いている自分自身も不安です。)

その時に、何をするべきか予め決めてあれば、
その通りに行動することが暴落に対する対策ということになります。
運用資産がすべて株式であった場合、含み損を抱えた状態で売却すると、単純に損切になってしまいます。
そこで資産比率が上がっている債権を幾分か売却して、株式を購入するのです。
投資の基本でもある安値で買うということが自然と実施できるということです。

5.最後に

いかがでしたでしょうか?
以上、ご参考になれば幸いです。


暴落の時に市場から退場しないことが何よりも大切なことです。
資産運用をしていて株式の暴落は定期的に起こります。
これは避けられないことです。
しかしながら、避けられないからと言ってやらないのは控えめに言ってももったいなさすぎる気がします。
予め対策を決めておけば、その時に慌てなくても済みますよね。


最後までお読み頂きありがとうございました。

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もとひろ@コツコツ積立投資家
31歳会社員@投資家兼SPGアメックス紹介家 投資信託(インデックスファンド)、確定拠出年金で積立 個別株投資をSBIネオモバと楽天証券等で 総資産1,000万円突破!セミFIREを目標! SPGアメックスの紹介注力中 楽天経済圏、節約、ポイ活、クレジットカード関連の話題も大好き