みなさん、こんばんは。もとひろです。
今回は、個別株に投資するか、投資信託を通じて株式に投資するか迷っている方向けの記事です。
個別株というのは、文字通り、個別の会社の株式であり、その株式を証券会社を通じて証券市場から売買することができます。
一方で、投資信託は、投資家から集めた資金でファンドマネージャーが投資家の代わりに株式や債券等に投資してくれるものです。
結論から言うと、私個人の意見として、投資初心者の方には、投資信託への投資をおすすめします。
投資信託は、投資対象の中身をよく吟味する必要はありますが、個別株ほどのリスクは少ないものが多いです。投資の世界でリスクというのは、値動きのことを意味します。
投資の取っ掛かりで、リスクの大きな個別株を購入して、その会社の株式が暴落したら目も当てられません。
勝つことに意識がいきすぎて、いつの間にか市場から退場してしまう(=負ける)ことは何としても避けたいですよね?
それでは、個別株投資と投資信託を通じての株式投資のメリット・デメリットを解説していきたいと思います。
1.個別株のメリット・デメリット
2.投資信託のメリット・デメリット
3.初心者には投資信託がオススメ
4.さいごに
1.個別株のメリット・デメリット
・メリット:
●大きな値上がり益が期待できる。
●銘柄選定が楽しい。
・デメリット:
●大きく値下がりする可能性がある。
●最悪の場合、倒産すれば株価は0円になることもある。
個別株のメリットは、何といっても、成長性が見込めるとか業績好調であれば、どんどん株価が上がることでしょうか。
そのような会社を探すのも楽しいものです。
私は、定期的に証券会社のサイト内に気になる会社の株価チェックをしており、次の投資先を常々考えています。
場合によっては株、価が10倍(このような株をテンバガーと言います。)になる企業も毎年いくつも出てきます。
一方で、業績が悪いニュースが発表されたり、不祥事が発覚したりすると、株価は大きく下がることが考えられます。
株価は上がるときよりも、下がるときの方がスピードが速いということを覚えておいて頂きたいと思います。
最悪の場合、株式を保有している企業が倒産することもあり得ます。
そんなこと、簡単に起こらないでしょうと思われる方も多いかと思いますが、
2020年でいえば、レナウンが倒産しています。
過去には、日本航空や東京電力のような超巨大企業の株式も紙切れになっています。
個別株への投資というのは、ハイリスク・ハイリターンの前提に立っているものということを理解しておく必要があります。
また、これは特に日本国内の株式投資に言えることですが、ある程度まとまった投資資金が必要になるのも初心者には厳しのではないでしょうか。
一般的には、日本企業の株式は100株から購入することができるものが多いです。
手元の投資資金が30万円あるとすれば、1株 約3,000円の株式までであれば購入することができるというわけですね。
しかし、手元資金を一気に1銘柄に投資することは、あまりお勧めできるものではありません。
上記で述べたことと同じことを申し上げますが、投資先の企業が倒産すれば、その株式に価値はなくなります。
特に初心者に集中投資はお勧めできません。分散投資は重要な考え方です。
投資歴5年以上の私も怖くてできません。笑
なお、最近では小額で投資できる単元未満株というのも出てきていますが、話が長くなりますので、割愛させて頂きます。
2.投資信託のメリット・デメリット
株式に投資する投資信託を購入することのメリットとデメリットは以下の通りです。
・メリット:
●小額投資が可能
●分散投資が可能
・デメリット:
●個別株と比較して値上がりがそこまで期待できない。
●投資対象のファンドが多すぎでどれを選んでよいのかわかりづらい。
第一のメリットとしては、個別株投資とは異なり、投資信託は100円からでも購入できるものがあります。
あまり資金が準備できない方でも小額から気軽に始めることができることがメリットの1つです。
次のメリットは、様々な企業へ自動的に分散投資できる点です。例えば、日経平均株価に連動する投資信託を購入すれば、日経平均株価を構成する225社に自動的に投資することになります。
個別の会社の株価は日々激しく動いており、時には業績悪化等で株価が0円になってしまう企業も出てくることはあります。
しかしながら、日経平均株価を構成する225社が一気に倒産することは、基本的にはないと考えてもよいと思います。
特に、長期積立投資でドルコスト平均法で株式を定期的に購入したい方にとっては、個別株よりは安心して購入できるものではないでしょうか。
一方で、デメリットの1つとしては、個別株ほどの大きな値上がりを期待しづらいということです。
短期間で大儲けをしたいという方には向いていません。
個別株では1年間で何倍にもなる銘柄が毎年出ていますが、投資信託でそこまでのリターンを期待することは難しいでしょう。
リーマンショック以降、順調に株価を上げ続けてきた米国株のS&P500やNASDAQに連動する投資信託でもそこまでの年率リターンは出ていません。
また、選択肢となるファンドが多すぎでどれを選んでよいのかわかりづらいというのもあります。
証券会社のホームページに投資信託の人気ランキングが掲載されているのを見たことがありますか?
人気があるからってリターンが優れているものとは限らないということを頭に入れて頂きたいと思います。
これはどこかで聞いた話ですが、投資信託の99%は投資する価値のないゴミファンドと言われている方がおられました。
投資対象が優れておらず、それに加えて、買付手数料や運用手数料が高いファンドがゴロゴロ転がっています。この点を回避しなければ、資産運用に失敗することになりかねません。
特に銀行等の窓口でお勧めされる投資信託には注意です。
金融機関は投資商品を売るための手数料稼ぎのために劣悪なファンドを売りつけてくる可能性があります。
ネット証券を活用しましょう。
3.初心者には投資信託がオススメ
両方のメリット・デメリットを解説しましたが、私個人としては、冒頭にも期待した通り、初心者には投資信託をオススメします。
投資する対象をきちんと見極めたうえでの購入が大前提ですが、全世界株式インデックスファンドや米国S&P500に連動するファンドであれば、過去の歴史から見て、今後も成長が期待できると思います。
上記のような投資信託であれば、運用資金も大きく繰上償還のリスクも低く、なおかつ買付手数料無料で、運用手数料も0.5%以下と優れたファンドがたくさんあります。
世界は少しずつでもよくなっているという事実に向き合い、世界が右肩上がりで成長を続けるということを信じられるのであれば、上記の2ファンドに投資することはオススメです。
個別株は先にも述べました通り、成長しているときは良いですが、逆に不調に陥った時のリスクが大変大きいです。
ちなみに、株式の分散投資ができているからと言って、株式市場が暴落したときには、購入している投資信託も暴落しますので、その点はご注意ください。その暴落時の対策というのは別の記事で解説していますので、そちらをご覧ください。
4.さいごに
いかがでしたでしょうか?
私は、投資初心者が最も重要なのことは、投資資金を小さく始めて、大きな損失を被らないことかと考えています。
いきなり個別株に数十万円投資して、毎日の値動きに翻弄されていては夜も眠れない程に心配になるかもしれません。
私自身は最初に元国有企業の株式を購入して、どんどん値下がりしていく中で、結局、損切りしました。
今からするとたかだが数万円のロスですが、当時は断腸の思いでした。
将来性を見極めるというのは最初のうちは難しいと言っても過言ではありません。
ネットの情報を鵜呑みにして株式を買うのもお勧めできません。
投資信託もしっかり銘柄を選ぶ必要はありますが、しっかりした銘柄を選ぶことができれば、長期的に安定したリターンを期待することができると思います。
運用目論見書をしっかり読んで、将来的に成長しそうか見極めることが必要です。
読んでもよくわからないという方は、運用手数料の安い指数連動型のインデックスファンドを購入することをおすすめします。
どのファンドがオススメかはまた違う記事で紹介させて頂きますね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
コメントを残す